高麗人参の成分

古来よりその薬効の高さが注目されている高麗人参には、さまざまな有効成分が含まれています。
その成分は実に30種類以上だと言われています。
では具体的にはどのような成分が含まれているのでしょうか。
まず、有機物であるサポニン、含窒素化合物、脂質性成分、ビタミン、炭水化物の5群に分かれており、それぞれの含有率も異なっています。
サポニンとしては、プロトパナキシジオール系サポニン、プロトパナキシトリオール系サポニン、オレアノリック酸系サポニンがあります。
含窒素化合物としては、たんぱく質、アミノ酸、ペプチド、核酸があります。
脂質性成分としては、脂質、脂質酸、製油、植物コレステロール、有機酸、フェノール化合物、ポリアセチレン類、テルペノイドがあります。
ビタミンは水溶性ビタミンが含まれます。
炭水化物は、多糖類、三糖類、二糖類、単糖類、粗繊維、ペクチンがあります。
無機物は灰分、水分です。
これらのうち、最も成分含有率が高いのは炭水化物で、全体の60~70%を占めています。
続いて含窒素化合物で12~16%、水分の9~11%、灰分の4%となっており、高麗人参の有効成分であるサポニンは全体の3~6%となっています。
高麗人参の有効成分であるサポニンは、とても薬効の高い有機物質です。
主に、糖尿病や動脈硬化、滋養強壮などに高い効能を発揮するため、サポニンが豊富に含まれている高麗人参の根っこを乾燥させたものが漢方・生薬として重宝されています。
また、血圧を高める作用があり、低血圧の治療にも役立つことがこれまでの研究の結果により明らかとなってきました。
また、ほかには自律神経の乱れを正常に整えたり、血液の流れをスムーズにしたりするという効果もあり、大変幅広い効能を持っていると考えられています。
また、高麗人参の成分の中で、炭水化物の次に多い含窒素化合物であるアルカロイドには、人間の体内に存在する免疫細胞のマクロファージとBリンパ球の機能を高める働きをします。
高麗人参にはこれら免疫細胞を強化する作用があることから、ガンをはじめ、さまざまな疾患に対して大きな効果を発揮すると期待されています。
一言で「高麗人参」と言っていますが、高麗人参の中にはランクがあります。
その中でも最高級品と言われているものがhttp://www.aacip.com/highrank.htmlで紹介されています。
最高級品とはどのような特徴があるのでしょうか。
高麗人参は選び方が大事です。是非ご覧ください。


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